The 39th Annual Meeting of Japanese Society of Ocular Oncology

第39回日本眼腫瘍学会

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第39回 日本眼腫瘍学会
会長 鈴木 茂伸
(国立がん研究センター中央病院眼腫瘍科 科長)

この度、第39回日本眼腫瘍学会を開催させていただくことになりました。伝統ある本学会の会長を拝命し、学会員ならびに関係各位の皆様には厚く御礼申し上げます。

現在の腫瘍の診療において、遺伝子パネル検査が保険収載され、効果あるいは副作用を考慮した個別化治療が行われるようになっています。効果が得られるのは一部にとどまりますが、治療のパラダイムシフトの可能性があります。ところで、標準治療とはどのようなものでしょうか。これは臨床試験を重ね、治療法を比較・改善してきた結果として成り立つものです。眼腫瘍はどうでしょうか。残念ながら眼腫瘍は希少疾患であり比較試験は非常に限られるため、標準治療の名に値するものは確立していません。希少疾患の場合、すべてが個別治療かもしれませんが、やはり標準があっての個別化治療だと考えます。あらためて眼腫瘍の診療を振り返る意味も含め、学会のテーマを「標準治療と個別化治療」といたしました。

特別講演は、国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科の山崎直也先生に、悪性黒色腫についてお話しいただく予定です。眼部悪性黒色腫の転移の治療で大変お世話になっていますが、悪性黒色腫に対する治療の変遷や新規薬剤の承認を含めたお話を伺うことは、今後の我々の治療開発に大いに役立つものと考えます。

COVID-19の流行が始まって2年以上経過しましたが、未だ終息が見えません。本学会の醍醐味は熱い討論ですので、現地開催、対面での学会開催にこだわって準備してまいります。多くの先生方のご参加、熱い討論をお待ちしております。

開催会場

国立がん研究センター
新研究棟大会議室
〒104-0045
東京都中央区築地5丁目1−1

事務局

第39回日本眼腫瘍学会事務局
国立がん研究センター中央病院 眼腫瘍科
〒104-0045
東京都中央区築地5-1-1
E-mail:jsoo39@procom-i.jp
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